Unertl 10X

PMさん、USOさんに取材させていただきました。
PMさん、USOさん、ありがとうございました。

海兵隊のM40A1から採用されたことで有名なUnertlスコープですが、
Unertl製、U.S.OPTICS製、新生Unertl製とバリエーションは多岐に渡ります。

このスコープは、最初期のUnertl製を使用後、U.S.OPTICSで改修した物になります。
他のスコープと大きく異なるのがそのフォルムで、
1インチチューブにこれでもか、と言わんばかりの大口径アイベル、
エレベーション、ウインデージノブが取り付けられています。

スコープの素材はスチールで、驚異的な重さがあります。
表面処理はどのような物が施されているか分かりませんでしたが、
USOさん曰く、「触った後、拭かないと錆びるよ」との事でした(汗)
PMさんの意向により、シリアルナンバーは伏せさせていただきます。

刻印はシンプルにUnertlのロゴマークと、USMC SNIPER のみです。

エレクターチューブにコイルスプリングがついていますが、
これについては後術したいと思います。
エレベーションノブとウインデージノブです。
操作性を重視し、これでもか、と言うほど巨大なノブが取り付けられています。
ウインデージノブは、頻繁に調整されていたのか、ボロボロになっています。

エレベーションはM118のBDCノブとなっています。
エレベーションノブは上下2段となっており、上で100m単位の大まかな距離を、
下で微調整を行います。

ノブの感触は重く粘る感じで、エレベーション下の微調整部分もかなりの硬さです。
ノブ付け根にOリングが付いていますが、これも防水性無しとの事でした(汗)
アイベル部分の写真です。
視度調整はアイベル部分後部を回して行います。
対物レンズコーティングの写真です。
紫色のコーティングに、黄色のコーティングが入っています。
接眼レンズ側のコーティングです。
こちらはマゼンダよりも青いコーティング1種類のみに見えます。

これがU.S.OPTICS製MST-100だと、緑も含めるカラフルなコーティングになっています。
エレクターチューブにあるコイルスプリングですが、
これは本来存在しなかった物で、このスコープを使用後、
U.S.OPTICSに修理依頼か何かで出したときに改良点として
取り付けられた物だそうです。
エレベーションノブの調整方法は独特で、
まず、ゼロインする距離にエレベーションノブ上部分の目盛りを合わせ、
ノブ横にあるロックネジを緩めた後、ノブ上部に六角レンチを突っ込み、回して調整します。
ゼロイン後、再びロックネジを締めて完了です。
ゼロインが完了すると、指定弾薬M118のBDCノブとして機能するようになっています。

BDC機能こそない物の、構造的には現在のU.S.OPTICS EREKに通ずる物があります。
焦点&視差調整は、対物レンズのロックを緩め、レンズを引っ張り出して行うという
かなり強引な方法をとります。
丁度、フロントフォーカスの先祖的な方法だと言えます。
覗いてみた画像です。
像は十分明るく、現用でも十二分に通用するレベルの解像度を持っています。
RGB再現性実験では、赤と緑が強い傾向にあり、アメリカ特有のスコープの作り方を表しています。
レティクルはワイヤー製のミルドットレティクルに、さらに太いポスト部分を貼り付けて補強すると言う
不思議な方式のレティクルになっています。

RGB再現性実験
R:89.8%
G:88.8%
B:71.0%
透過率:87.0%
PMさんが撮影した画像で、約500m先を覗いた物です。(PMさん、ありがとうございました)
木々や車の細かいラインまでしっかり捕らえられているのが分かります。
価格:????
全長:????
重量:????
チューブ径:1インチ
倍率:10倍
フォーカス機能:フロントフォーカス? + 視度調整
ノブ:M118対応BDCノブ
レティクル:ミルドット
対物レンズ径:????
対物側チューブ径:????
接眼レンズ径:????
接眼側チューブ径:????
アイリリーフ:????
瞳径:????
内部処理:全反射
対物側コーティング:紫系コーティング+黄色系コーティング
接眼側コーティング:マゼンダより青っぽいコーティング