木製グリップ製作

木のグリップは独特の温もりがあり、
自分の手に合わせて自由自在に形を変えられるという利点を持ちます。

今回はGE用に木グリを作ったのですが、
作り方を若干変えると他の機種にも応用することができます。

まず、材料選定ですが、ホームセンターで入手できるような
修正材や2バイ4材は柔らかすぎる為、強度が出ません。
木グリに適しているのは硬く、吸水性の少ない広葉樹です。
桜、樫、胡桃等が適しています。
これらは材木屋さんへ相談すれば、大抵入手することができます。

今回使用したのはイヌエンジュと言う広葉樹で、
非常に硬く独特の黒光りする木目が出るので家具や装飾品に
よく使われるらしいです。これも材木屋さんからいただきました。

まず、写真のように大まかな形をノコギリで切り出します。
次に、本体へはめ込む溝をノコギリでつけていきます。
木目をせん断するように切るには横挽きノコギリ、
木目に沿って切るには縦挽きノコギリを使用します。
握る部分を鉛筆で各面に描き、それに沿ってノコギリで
肉を落していきます。
後で成形すること、手に合わせて削る事を考慮し、
少し肉を残して置くことをお勧めします。

ここから丸みをつけていくのですが、
硬い木ですとカッターや細目ヤスリだと全く歯が立ちません。
木工用の鬼目ヤスリと言うおろし金のようなヤスリを使用します。

ボール盤やリューターを持っている方は木工切削用ビットを使用すると
効率よく削ることができます。
ヤスリで丸みをつけていったところです。
後ろは参考にしたエアライフルのグリップです。

ヤスリで削った後は60番の紙ヤスリで大きな傷を取りながら
各部を馴らしていき、その後120番、240番、320番まで馴らしていきます。

そして、最後の仕上げはオイルフィニッシュです。
木目を浮き立たせ、質感を良くし防腐の効果があります。
一般に使われるのはアマニ油ですが、サラダ油も効果的です。
(ごま油だけは絶対使用しないでください。)
また、胡桃の実を押しつぶしながら擦り付けていっても
いい油が染み出てきます。

油をグリップに染み込ませ、800番の紙ヤスリで最後の仕上げをします。
完成したグリップです。
油を染み込ませて1時間後の画像ですが、
1週間も経つとどんどん色合いが変化し、木目が浮き立ち
深い色合いとなってきます。

このイヌエンジュは最終的にかなり黒い色まで変化します。
こちらは銃に取り付けてみたところです。

取り付け部さえ工夫すれば、色々な銃に応用可能です。