エアソフトガンとは?
エアソフトガンとは、空気圧を用いて小さなプラスチック製弾丸を飛ばす、おもちゃの銃の事を指します。
様々なタイプのエアソフトガンが存在し、子供から大人まで、熱狂的なファンが全国に多数いらっしゃいます。
左側は小型の拳銃タイプ 右側は大型のライフルタイプです
皆様ご存知の通り、日本では実銃を持つことを法律で禁止されています。
また、所持許可も取るまでが大変で、銃を所持しても、管理や維持が大変だったりします。
そんな特殊な環境の日本だからこそ、エアソフトガンは進化していったジャンルと言えます。
近年はサバイバルゲームやシューティングマッチと、様々な遊び、競技がメーカーやユーザー間で考案され、
中には全国規模まで発展した物もあります。
・エアソフトガンと法律
エアソフトガンは30年も前から存在していましたが、意外な事に、昨今まで
明確に 「エアソフトガンと実銃」 を区別する法律と言う物がありませんでした。
弾を遠くに飛ばすものを手にすると、大多数の人が本能的に「もっと遠くへ飛ばしたい」、「もっと破壊力を持たせたい」と考えます。
そして、エアソフトガンの暗黒時代とも言えるハイパワー時期が到来しました。
サバイバルゲームでは防具を貫通するだけのパワーを持たせ、中には法律で禁止されている
高圧ガスを直接使用して金属弾を飛ばす改造を行った物も出回りました。
ショップは儲けると分かると、ハイパワーカスタムガンの製造販売を始め、中にはプロモーションとして
窓ガラスを打ち抜いてみたり、車のドアに穴を開けてみたりという内容の映像メディアを配ったり販売しているショップもありました。
そしてついに決定打となる事件が起こりました。
2005年9月26日、和歌山県の高速道路にて、走行中の車に違法改造エアソフトガンを発砲、リアガラスを割ると言う事件です。
その後しばらく、これを模倣とした発砲事件が全国各地で発生してしまいました。
これを重くみた警察庁は、エアソフトガンの威力上限を設ける案を提出、ユーザーや識者との議論を交え、
史上初のエアソフトガンのパワー上限を制定した「改正銃刀法」が施行されました。
・世間との隔たり
エアソフトガンは銃器を模して作られた物です。その銃器は、人を殺す道具です。
(競技用の銃もありますが、割合としては極少数です)
日常で銃を見たり知ったりする機会が希薄な日本人は、たとえおもちゃの銃であろうと
凄まじい嫌悪感を抱きます。銃口を向けられたら尚更でしょう。
エアソフトガンユーザーとしては、この事を常に頭に入れておかなければなりません。
銃を見せられて喜ぶのは、自分達、銃器愛好家だけで、一般人には恐怖の対象である、と言う事を常に頭の中に入れておきましょう。
・進まない理解と今後
エアソフトガンは全国に何十万人も愛好者を持つ、立派な趣味です。
しかし、一向に世間の理解が進まないのが実態です。
日本人が銃器=凶器と言う認識を持っているのもそうなのですが、
アピールするメディアが極端に少ないと言うのが主な理由と考えます。
前述した発砲事件が起きた時、メディアは一斉にエアソフトガンを悪者と決め付け、
事件や違法改造銃ばかりを取り上げ、マナーや法律を遵守して遊んでいる愛好者を取り上げる事は極稀でした。
中にはヤラセとも取れるわざとらしい報道もありました。
しかし、改正銃刀法施行後、様々な競技に進出するメーカーやユーザーが増え、
JASG (エアソフトガン業界内の組織の一つ) のように、近代種目等、スポーツ器具としてアピールしたり、
シューティングマッチ、精密射撃など、様々な活動の広がりを見せています。
エアソフトガン業界は、パワーを脱し、そのスポーツ性、競技性に可能性を見出す時期にあります。
今、正に新しいスタートを切ったと言っても過言ではありません。